陽炎

by フジファブリック

2008.11.23

どうも国内時差ぼけ(なぜか普通に生活しているだけなのに時差ぼけになるんだよね、不思議)のせいで更新が滞ってしまった。過去ログを見ても11月はそういう傾向があるのかなぁ?

実体経済ボロボロなのに、株価が上がる。この理由は明白で、S&P100とかと比べればよくわかるけど、先物、特にダウ先物の動きが上がっているから。もちろんこれにつられてS&P100とかも上がるんだけど、上昇率とかが全然違う。不自然な、おそらく日本とアメリカ政府主導の猛烈な買いが入っている模様。為替も完全にダウ先物の動きと連動していて、変なサポートがあるなぁ、と思ったらそれはダウ先物がクリティカルなライン(例えば8000ドルとか)でレジスタンスを形成しているから。さて、そんな中ボロボロなシティに分割案が浮上したり、すかいらーくが全店廃止になったり。そんな小手先の買い上げで株価がいつまで持つか。

GMはチャプター11も視野に入れるという崖っぷち。しかし、ワシントンDCに救済を求めに行くにもプライベートジェットで行き、そんな体質じゃ公的資金を投入しても変わらないんじゃないか、という至極もっともなご意見。この期に及んでも超高額な役員報酬を出し続ける金融業もそうだけど、根本的に間違ってる。それは、アメリカという国家の仕組みと、それをサポートする世界(日本と中国はキープレイヤだ)という歪んだ構造があるから。中途半端じゃなくて本当にちゃんとブチ壊れる必要がありそうだよなぁ。

最近みた映画。The Bucketlist。トーマスいいキャラだなぁ。構成にやや無理矢理な部分はあるけれど、suspension of disbeliefをして見ればちゃんと楽しめる映画。ジャック=ニコルソンとモーガン=フリーマンなので、安心して演技を見られる。The Children of Huang Shi。期待していたよりも南京事件の扱いが限定的でちょっと残念だったが、映画としては普通に面白いし、何より実話に基づく作品なので、ジョージ=ホッグという人物を知らなかった分だけ新鮮だった。まぁ、日本で上映されることも販売されることもないんだろうな。FREEDOM。っていうかこれAKIRAじゃん(笑)AKIRAの深さは全然ないんだけど、いい意味でおまけてきな大友克洋ワールドが展開される。AKIRA好きなら見てもいいんじゃないかな。

スリーエフのカピバラさんキャンペーン、対象商品少なすぎ。にも関わらず必要ポイント数30点に増えてるし、全然たまらない。っていうかもはやツライ、、、。

フジファ最高!

若葉

by Spitz

2008.11.16

そうくるか!というかんじで、なんとたまごから始まった。

というわけでスピッツのライブ行ってきました。やっぱりZepp程度の大きさが一番いい。そして、なんだかGoスカ以外ではかなりいい方のステージだったっと思う。盛り上がっているんだけど演奏が落ちついていて、選曲も含めて非常にいいライブだった。若葉はやっぱり生演奏だと全然違った。田村さんが使ってたあの楽器はなんだったんだろう?

そして!!!!!なんと!!!!!テツヤのピックをゲット!!!!!

本多さんのサイン入り「殺される側の論理」に続いて、gaou家の家宝No.2に認定します。末代まで受け継げさせるぞ♪スピッツブリーダー歴二十年弱、ライブ行った回数は数知れないが、ピックが飛んできたのは始めて。いや、近くまできたことはなんどもあったけど、本当に自分めがけて飛んでくるもんだね。最高すぎるぜ:)

Everlong

by Foo Fighters

2008.11.15

ハイオクがついに120円台に。というわけで、246を久しぶりに走りたかったからドライブへ。そのまま青山を抜けて日比谷へ、そこから芝公園を通ってライトが消えた東京タワーをかすめて、15号に戻りみなとみらいへ。赤レンガ、山下公園を抜け、16号を南下。横須賀を抜けて馬堀海岸で一服、観音崎から逗葉新道まで戻り、134で江ノ島まで、藤沢から遠藤に。結構長く走ってきた。

途中、横須賀手前でおそらく急性アルコール中毒で路上に倒れた若者を囲んで悲痛な表情の若者グループがいて、ちょうど警察官が駆けつけたところだった。女の子は泣きそうな感じで必死に説明し、男の一人が今救急車を呼んだところだ、と説明していた。ちょうど信号で止まったところで聞こえたのはそこまで。500mくらい走ったところで救急車とすれ違った。何ともないといいが。みなとみらいではシボレー?っぽい旧車のミーティングがあったようで、クラシックカーの行列がいた。めずらしくパシフィコ前で検問とかやっていて、やたらとサツが多かった。なんかあったんだろうか。馬堀海岸、防波堤沿いのペンキ絵が全て消されてしまっていた。ありえない。横須賀市はいったい何を考えているんだろう。とても寂しい気分だ。調べてみると、護岸工事でいろいろと議論もあるみたいだけど、馬堀海岸のアイデンティティだからなぁ。地元の人も悲しいだろう。昔の写真を掲載しているサイトを見つけた。

論文も書き上がったし、それなりに研究はやっているんだけど、最近ちょっとうまくいかないことが多くてダウン気味。それにしても経済が面白過ぎる。百年に一度の歴史的瞬間。いろんなこと勉強しまくってニュースと相場を追っているのが本当に楽しい。こういう面白いことがあるとそっちに向ってしまうあたりが、やはり古典的な研究者には向いていないなぁ、と思う。でも、世の中には知りたいことが多すぎて、幸い好奇心も吸収能力も高いので、思いっきりこの瞬間を楽しもう。

サーキットシティが破産。日本だとヨドバシカメラみたいなもんですよ。驚き。もう何が起きてもおかしくない状況だ。三菱東京UFJがモルスタに1兆円救済を送り、モルスタはそれを役員報酬に使い、今度はMUFGが1兆円増資することになって日本政府(つまり僕らの税金)がそれをカバーする可能性も。なんだかなぁ。ライブドア絡みの頃からかなりいろいろ黒い噂が流れたダイナシティが破綻。日本はとりあえず建設業界が中心だけれど、アメリカとヨーロッパの実体経済はボロボロだ。にもかかわらず株は上昇。昨日のアメリカ株式市場はデイトレーダーによる発狂相場だったけれど、一昨日のは日本の年金基金使っての大量買い上げっぽいし、裏を見ると非常にダークだ。

IMFによるパキンスタン、ハンガリー、ウクライナ、アイスランドなどの支援はまだそれほど大きな金額ではないから大丈夫そうだが、これから先IMFが資金不足になる可能性は高い。アメリカも、アメリカンエキスプレスが銀行持ち株会社化して支援を求めていたり、自動車産業はもう実質破綻。(ドイツ銀行はGMの株価ターゲットを0ドルに設定。つまり、ドイツ銀行から見てGMはすでに破綻している)AIGも12兆円の投入じゃ足りなかったようで、さらに4兆円投入。自動車産業は延命できても根本的解決は難しいだろう。だからといって潰すわけにもいかない。かといって、いつまでもアメリカも財布に余裕があるわけではない。まだこれから金融爆弾はいくつかはじけるだろう。

その影で、通貨戦争が動いている。主軸通貨を賭けてのドルとユーロの戦争だ。IMFが新たな主軸通貨を作るべき、という意見もある。そこで思う。今回の金融危機は、実際多くの一般市民が被害を受けているのでそのまま当てはめてしまうと暴論だが、武力以外の戦争の選択肢として展開できる可能性として、資本主義上では通貨というものが考えられる。そして、通貨の意味を、本質的なバックアップという観点から考えれば、これは戦争に対するアンチテーゼとしてある意味有効なのではないか、と。今日の世界一受けたい授業で伊勢崎賢治氏が見事にまとめていたが、現在の戦争の原因として、戦争が産業として成り立っていて、広告が積極的にそのために利用されている。だからこそ戦争を無くすためには、資本主義のこの世の中ではそのルールにのっとり、平和を戦争以上の産業にし、広告していかなければならない。ただし、平和が戦争ではない状況、だと考えると、アンチテーゼでしかないものを、戦争というもの抜きで実体化すること、さらに言えば産業化することは難しい。そこで、戦争を武力衝突以外のものに置き換えることができればそれは産業化になりうるわけだ。極論を言えばスカイクロラで描かれた「産業化」は皮肉過ぎる解決策だ。でも、このように紛争解決や衝突のための手段ではないゲームとしての産業化を、武力衝突以外で実現すればいいわけだ。まぁそれも、やり方次第でいろいろ考えるべきことは存在するけれど、少なくとも現在の「戦争」は避けられる可能性を秘めていると思う。・・・曖昧な書き方をしているのはわざとです。

さて、世界はどうなるんだろうね。積極的に見物させてもらいます。

10周年

2008.11.10

gaou.netを公開し始めてから10年が経ちました。どうも数字にしてみるととてつもなく長い時間のように感じますが、あまり気合を入れず書きたい時に好きなことを書く、というスタンスでなんとなく続けて来れたので、これかもそんな感じで緩く長く続けていけたらいいな、と思っています。

しかし、なによりこれだけの期間続けて来れたのはひとえに読んでくれる人がいたからだと思います。今このエントリを読んでくれている皆さん、今日始めてこのサイトに訪れた方も、10年前から読んで下さっている方も、本当にどうもありがとうございます。これからもたまに見に来ていただけるととても嬉しいです。

これからもよろしくお願いいたします。

衝撃。

2008.11.09

正直なところ、動揺している。それくらいあまりに衝撃的だった。この感動が薄れないうちに記しておきたい。

少林少女を観た。いったいどうやったら予測できたのだろう、この作品のあまりの酷さを。っていうかいくらなんでも酷すぎる。仕事を選ばなかったことに責任はあるとはいえ、おそらく選べなかった事情もあるのだろう。途中から(あんまり今まで好きではなかったが)柴崎コウと仲村トオルが可愛そうで泣きそうだった。彼らにとってこれほど人生の汚点になることはあるまい。間違いなく、人類が作り得た史上最悪の駄作として語り継がれるであろうこの作品に主演してしまったのだから。

踊る大走査線で有名な本広克行監督は一体どうしてしまったんだろう。映画:サトラレも非常に感動したのだけれど、とても同じ人だとは思えない。きっと娘が援助交際でつかまり、奥さんが大嫌いな人と浮気し、親友に裏切られ、信頼して来た上司が極悪人だとわかり、親が殺され、あと何だ、まだ足りないぞ、きっと想像を絶する悲劇が重なり、自分じゃなくなってしまったのだろう。本作品の元凶の脚本を書いた十川誠志・十川梨香夫妻はきっとこれまで映画や劇はもちろん本やマンガなどに触れずに育ち、全く何もわからないまま初めて素人として脚本を書かされることになったのだろう。wikipediaを見ると違うことが書いてあるが、きっと誰かに改ざんされているんだろう、そうに決まっている。

この作品に関わり立場的に拒否できなかった多くの人に心からお悔やみ申し上げる(僕ならその仕事やめますけど、家族がいたりして涙をのんで関わらざるを得なかった人もいたと思う)。そして、こんなものが映画として配給されてしまっていることがどうしても信じられない。チェック機構は存在しないんだろうか。誰もこんなものを世に出すことが罪だと、自分のプライドを賭けて反論できなかったのだろうか。フジテレビとギャガには、少なくとも、プライドというものは存在しないらしい。映画業界はこれでいいんだろうか。なんだか、信じていた何かをこの映画はブチ壊してくれた。

シベリア超特急は水野晴郎の悪ふざけとしてまだ存在に説明がつけられたけれど、この作品は存在している意味がわからない。ああ、そうか、基準を付けるためか。「最低」と言ったときに、何が本当に一番最低なのかは実は難しい問題だ。でも、もう「少林少女」がある。人類に測る基準を与えてくれたのか。それにしても、映画館でこの作品を見ないですんだことを感謝しよう。1500円払っていたら訴訟を起こしているところだった。
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