プレリュード-INFINITY-

by 溝口肇

2008.08.29

駅前の市役所分室などが入るビルの建築予定地に、今朝は巨大なテントがたっていて、続々と黒塗りの高級車が集まって来ていた。地鎮祭というのだったか、おそらく土地及び建築作業の安全を祈祷する式典をやるのだろう。その日のうちに式典は執り行われたようで、夜帰宅するときにはまた更地にかえっていた。

巨大なテントには、二機のこれまた巨大なエアコンと思われる装置があり、それぞれに土管のようなエアダクトとこれまた劣らずデカイ発電機とおぼしき物がついていた。おそらく市長をはじめ、「お偉いさん」が集結したのだろう。連日のこの暑さなので、その必要性もまぁわからなくはない。ただ、それでも考えてしまう。本当にこの台数の高級車が、この巨大なエアコン完備のテントが、この一日でセットアップされまた撤去される大規模なテントと地鎮祭が、税金を有効に利用している結果なのか、と。この点は、主に税金が主財源である文科省から得ている科学研究費補助金などを使っている僕らも常々自らに振り返って考える必要があるだろう。

溝口肇のyours;classicがなかなかいい。チェロの歌うような音色って、心の琴線に触れるよなぁ。久しぶりにクラシックに分類されるCDを買った影響でオーケストラとかを聞きたくなった。そこで古いクラシックのCDをひっぱりだしていろいろ聴いてみたところ、愕然とした。だいたい全部15年前くらいに買ったものだったから、マスタリングが甘い。BeatlesのLOVEを聴いてからそれ以前のアルバムは音質が気になってあまり聴かなくなってしまったように、yours;classicを聴いてから手持ちのクラシックアルバムを聴くと色褪せて聴こえる。まいったなぁ、これは最近のクラシックアルバムを買いそろえたくなってきてしまったぞ^^;

あなたのキスを数えましょう

by 小柳ゆき

2008.08.24

週末に家族で志賀高原に行ってきた。随分昔、学部生の頃にスノーボードしにきた場所からはちょっと離れたところだったけれど、それでも不思議と見覚えのある景色があって、場所に関連して呼び覚まされる記憶があることをあらためて知った。あいにくの天気だったけれど、ちょっと特殊なバスツアーで、こういう旅行も悪くないかな。そして、抽選が当たったのだけれど、こういうところで運を使いたくないんだけどなぁ^^;PSYCHO みたいに運のコントロールがしたい(笑)

人間が歴史の中で最も上手くなったことの一つは、皮肉ではなくて本当に言い訳なんだろう。運や偶然で物事を片付けようとするのも。まぁつまり、良く良く考えましょう、ということかなぁ。ちょっと前に進んだような、進まないような。

そして、それだけは、変わらない事実。

いつまでも響くこのmelody

by mihimaru GT

2008.08.22

東京ビッグサイトで開催されているグッドデザインエキスポ2008に行ってきた。前から気になってはいたんだけど、見に来るのは初めて。グッドデザイン賞はそれなりにセンスもあり(クリエイティブコモンズによる受賞情報の公開、一般投票による大賞の選定)、Gマークが付くプロダクトは確かに悪くないものが多いなど、自分で応募してみてもいいかな、と昔から思っている。なので、一応様子見も兼ねて、という感じかな。

グッドデザイン賞である意味気に入らない点としては、応募プロセスでかかる金額がある。まず、一次審査(書類)で審査料として1万円かかり、二次審査(これがグッドデザインエキスポ)で審査料5万円、展示スペース代で一番安くて約4万+電源1万、さらに受賞した場合にイヤーブック掲載料1万5千円、そしてGマーク使用量が一番安くて20万円(NPO、教育機関、国などは無料)。まぁつまり、最低でも30万以上の金額を上納しないと賞を取ることができないようなものだ。

もう一つ気に入らない点が、高すぎる採択率。逆に自分で応募してみてもいいかな、と思う点もこれなので、気に入らないながらも利用しようかと企んでいるわけだが、例年約3000件の応募があり、約2000件が一次審査通過(エキスポで公開)、最終的に約1000件がグッドデザイン受賞となる。たぶんこの辺の数字は一般的に認知されていないと思うのだけれど、つまりエキスポで多額の出展料を集め、バラまき型で賞を与え、さらに利用料をがっちり回収する非常に良くできた収益モデルだ。採択率30%(ちなみに僕が大好きな深夜番組シンボルずでみうらじゅんが書いたふざけた絵は一次審査で落ちている)なら大学の研究・非営利・バイオインフォマティクス・医療・オープンソースとか流行のキーワードを並べておけば、企業の応募が99%なこともあり、おそらくかなり高確率で受賞できるだろう。そもそものデザインにも自信はあるし。

さて、実際参加してみた感想としては、悪くないと思った。まず、展示に応募商品以外の装飾が原則禁じられているため、シンプルに商品だけが淡々と並べられている。どれもその企業がデザインに力を入れているもののはずなので、確かに見ていて面白いし、多くが既に発売されている商品なので、気に入ったものは実際に後で買うことができる。企業にとってみても、入場料1000円(ウェブの割引券で500円になる。フリードリンクでハイネケンも飲めるので高くはないと思う。)を払ってわざわざ見に来ているようなdesign-awarenessが高い人たちに宣伝できるわけだから、展示に至るまでの10万円は宣伝費用としてはむしろ安すぎるくらいだろう。いくつか欲しいものもあったし。サムスン電子の商品がほぼ全て例外なく攻めたデザインで非常に良かった。日本の企業はなんだかんだで自由度が低くて最終的に面白みのないデザインが多かったけど、そういうかたさがなかった。今度家電を買う時にはサムスンも検討してみよう。

Life goes on ~ Side K ~

by chemistry

2008.08.20

久しぶりにchemistryでいいなぁ、と思った曲。ただし、Sony系なのでiTunesで買えない。仕方が無いからYouTubeから落として聴く。反抗の意味も込めて、今回はamazonじゃなくてyoutubeにリンクがはってあります。

クマムシはやたらと日本人には良く知られていて、でも逆に絶対に何をしても死なない、という最強生物論ばかりが先走ってしまい、ちょっと間違ったイメージが広まってしまっている感も否めない。実際、乾燥して乾眠状態になるとかなりの低温や圧力に絶えられるが、放射線や高温(電子レンジ含む)にはそこまで強くない。まぁ、とはいえ多少なりとも絶えられるところが驚異的ではあるのだけれど。

とはいえ、乾眠という現象だけでも、実際にちゃんと目にするとかなり信じがたいものだと言える。オートデシケータにシリカゲルを十分に入れると、相対湿度計が振り切るくらい乾燥した空間を作ることができるが、これにクマムシを入れて本当にカラッカラになるまで乾燥させる。この状態でデシケータから取り出してすぐに実体顕微鏡で観察すると、一般的に写真などで見るtun状態よりももっと潰れて見えて、なんというか、もはやとても生き物に見えない。渇いて潰れてしまったゴミのようにすら見える。よく見るtun状態はまだ「元に戻る」ことがイメージできるのだけれど、完全に乾燥しきったクマムシはもはや不可逆的に生命を失ったように見える。でも水を加えて20分程度で、何事もなかったかのように元気にのっしのっしと歩き回っているのだ。まぁ、言葉では伝わらないかもしれないけれど、完全な乾眠からの蘇生は一度見ると「生命」とは、「生命」にとっての「水」とは、「乾眠」とは、なぜクマムシが「乾眠」を進化の過程で得たのか、いろいろと思いが脳を巡る。ほんと、愛らしく興味深すぎる生き物だ。

と、ここまで書いて、まだラボ内ですらちゃんと蘇生のデモをしていないことに気がついた。秋学期、新人へのプロジェクト紹介に合わせてデモする機会を作るか。そんなことすると全員クマムシ研究やりたくなっちゃうんじゃないかという心配もあるが:)

希望の轍

by Southern All Starts

2008.08.18

Ashton Kutcher繋がりで、The Butterfly Effectを観た。結構良く出来たプロットで、どうも目を覆いたくなるような場面も多かったが、面白かった。でもお父さんがかわいそう。彼も救えたんじゃないのかなぁ。

オバマ候補とマケイン候補のディベートをCNNでやっていて見た。アメリカ大統領(候補含む)のスピーチ力はほんとすごい。勉強になる。司会者が普通にiPS細胞ができたことによるES細胞の今後に関して質問したり、(善し悪しはさておき)税金の無駄遣いの例としてマケイン候補がクマのゲノム配列決定に関して例をだしたり、バイオ以外でも普通に科学政策が議論されているのが国力の違いを感じる。つまり、大統領候補としての政策としても、そして国民が次期大統領に求める政策としても、アメリカにおいては科学政策がそれだけ認知されているし大切だということだ。いいことだけどいまさらになって次世代シーケンサーの拠点を作ろうとする文科省だったり、科学政策なんて微塵もでてこない日本の政治を考えればうらやましい限りだったりする。もちろん、総合的にみればそんな単純な話ではないが。

ホント、俺論文書くの嫌いだし苦手。書きすぎてもはや誰も信じてくれなくなったけど、ほんと苦手。気が進まなすぎて全く進まない。はぁ、精神と時の部屋が必要だ。そしてもはや毎月恒例のReviewerの依頼がきた。ちょっと高めのジャーナルで嬉しいけれど、忙しいんだよねぇ、、、。ええ、もちろん引き受けましたけど。

負けないぞ。

ワルツ

by スネオヘアー

2008.08.15

先行上映でベガスの恋に勝つルールを見てきた。トレイラー以上でも以下でもなく、ほとんど何も得ることも残ることもないけれど、90分間笑いながらいい気分で見れる最高のエンターテイメント。ラブコメ好きな人にはオススメです。ちなみに、この作品もスタッフロールは途中で席立たない方がいいよ。

以下、ちょっとネタバレになるので見たい人はgreeで見て下さい。

<-- ここまで -->

バイオインフォマティクスはもう10年近くやっていて、例えばBLASTとかさすがにもうよく知っているつもりなんだけど、初めて使うオプションが未だにあったりするから面白い。しかし、この分野、以前からちゃんとGに実装しようと思っていてなかなか機会がなかった部分だから、これはとてもいい機会な気がする。

Simplifymedia

2008.08.15

iPhone用アプリケーションのSimplifymediaがすごい。iPhoneでどこにいても、普通に3Gの回線で家のMacのiTunesライブラリの曲が聴ける。3Gでもほとんどタイムラグがないくらいロードが早いし、音質も申し分ない。しかも、(先着100,000ダウンロードまで)無料だ。iPhoneが欲しいんだけど自分に言い訳している人が良く言うのが、容量が足りないんじゃないの、とかいうお決まりの台詞だが、これがあれば自宅の80GBのライブラリを転送する必要なく聴ける。一番嬉しかったのが、NAT越えが出来ること。Firewall内の、ローカルアドレス空間に家のマシンがあるのだが、全く問題なく3G越しに聴ける。ほんと、素晴らしすぎる。あとは動画が見れるようになると完璧だな。こっちは3Gだと厳しそうだけど。

スターゲイザー

by Spitz

2008.08.14

They put a man on the moon.                by R.E.M.
いつものコースでドライブにでかけ、いつもの場所で空と海を眺めながらのんびりとしていた。少し雲が被さって霞みがかった満月の手前、たぶんちょうど14番目の月くらい。太陽の光を反射しているだけとは思えないほど目映く夜空を照らすその月を見上げながら、あそこに今人類がいるんだ、と思いながら月を見上げてみたいと思った。アポロ計画は1969年から1972年という短い間に6回も人類を月に送った。僕はまだ産まれてもいない当時の興奮を想像してみる。きっと、僕が生きている間に、また人類は月に行くだろう。そんなに近い将来じゃないかもしれないけれど、幸い僕もそんな月を見上げる機会があるんじゃないだろうか。その時は、またここに来て、無駄にシャンパンとグラスを持ってきて、月に向って乾杯してみたい。なんとなくそう思った。

20代にやり残しがないように、と言われたことを思い出して、やり残したことってなんだろう、そう思いながら、頂きに月を掲げるみなとみらい1丁目1番1号に目をやる。特にやり残したことはないと思う。でも、やっておきたいことはいくつかある。結局、思いっきりやるしかない。楽しみながら。

明日晴れるかな

by 桑田佳祐

2008.08.11

車が車検から帰ってきた。金額的にはかなりいったが、その分気になっているところはだいたい全部オーバーホールした。まだまだよろしく頼むよ、BB6。

今回は代車を借りた。ゼスト ターボで、軽自動車だったのだけれど、最近の軽は非常に良くできている。かなり室内も広いし、普通に町乗りする分には申し分ない。ターボだからか、軽の割に燃費はイマイチ(11km/L)だったけれど、逆に軽の割には駆動力があった。通勤くらいならこれでもいいと思った。でも、なんだろう、あくまで近場を運転するには、という感じ。BB6みたいに、「走っている」感じはしない。肌に馴染む感じや、あの駆動感。所謂、走りの楽しみというヤツなんだろう。ゼストに乗れば乗るほど、BB6に早く帰ってきて欲しかった。もっと地を這うような視線で、シフト片手に少し重いハンドルを握って、時にはVTEC吹かして、走りたかった。哀しいかな、だいたい身近なものっていうのは、普段からわかっているつもりでも、離れてみてはじめてその大切さを実感する。BB6は、やっぱりいい車だ。痛感した。

時間が経ちすぎた。これだけの時の力が意味することも良くわかる。だから、僕は僕の道をいかないと。

小さな恋のうた

by モンゴル800

2008.08.10

さて、というわけで、(いまさらながら)CHANGEの最終回とプロポーズ大作戦のスペシャルを観た。

CHANGEの方は、あのやたらと長いスピーチは、、、ちょっと狙い過ぎで短調で眠くなった。そして、最後結局選挙になるわけだ。基本的にあのスピーチがきっかけで日本国民が目覚め、賢い有権者となって有意義な投票がなされる、という前提にたっているんだと思うんだけど、、、ちょっとあまりにフィクションだなぁ。まぁ、生方さんの代理とか、最後のお茶のために頑張るあたりとか、月9らしいベタな感動ネタは好きなので、それは楽しめた:)

一方、プロポーズ大作戦のスペシャルは見事だった。正直なところ、本編の終わり方が好き(まぁあのスピーチはあのスピーチでかなりあり得ないとは思うけど^^;)だったので、スペシャルやるのは蛇足じゃないのかと心配していたのだけれど、完全に杞憂だった。随所に本編で出していた伏線の回収があったり、ちゃんと多田さんとのその後の対峙と救済もあり。ツルもかっこよすぎ。あれで落ちない女の子はいないよなぁ。明らかにスペシャルを作ることを想定して本編が作られているし、いろんな意味で完成度が高い。僕の中で月9の歴代1位は東京ラブストーリーが永遠不動なんだけど、このドラマは2位にはつくなぁ。無駄に原作を安く加工してしまうより、これだけのものが作れるんだからちゃんとオリジナルプロットで攻めようよ>フジテレビ

そうそう、プロポーズ大作戦の結婚式場、なんだかすごい見覚えがあるなぁ、と思って調べてみたら、霞ヶ浦沿いのラ・フォレスタ・ディ・マニフィカだった。ここは5年くらい前の誕生日の翌日、霞ヶ浦を車で一周した後に建物がすごく綺麗で思わず見学させてもらったんだよね。土浦はさすがに人呼べないなぁ、と思いつつも、ここでなら結婚してもいいかも、とか思ったように記憶している。

ドラマの見過ぎでちょっとやる気落ち中だけど、頑張ろう。

ひとこと

2008.08.06

夜空を彩る大輪の花火、東京の夜景と乾杯とスマイリーなプディング、一面の向日葵畑。

ありがとう。

眠り

by ZARD

2008.08.02

クマムシを飼うには―博物学から始めるクマムシ研究 鈴木先生の新刊。相変わらず楽しめる読み物で、インタビューなのですぐに読了した。やはり先駆者の言葉は響くなぁ。「レンジでチンはしたくない」というのが印象的。鈴木先生だから言えるコメントだと思う。

そして、公開初日に「スカイ・クロラ」を見てきた。戦闘シーンは押井さんのレシプロ戦闘機への趣味を完全に詰め込んだ感じ。これは映画館で見た方がいい。ストーリーは、謎が残るしスッキリしない部分も多々あるので、一般受けはしないだろうなぁ。興行成績がちょっと心配^^;でも僕はすごい好きでした。いろいろ考えられる作品って基本的に少ないし。まぁ、でも、しつこいようだけど頭カラッポにして見てハッピーエンドに満足して終わる作品の方が売れる時代だからなぁ。